とても暑かった
ある夏の
宵の口の想い出
幼い我が子が一生懸命
僕に書いてくれた手紙
ぐにゃぐにゃで
全然読めない幼子の温もりと、
大好きなパパの気持ち一杯込められた
精一杯の愛情表現
キミはニッコリ笑顔で
読んでくれたね
「パパ大好きだよ
お仕事頑張ってね」
嗚呼、あの日
キミのパパは
真夏の陽射しに負けそうな程
無慈悲な艱難との
血深泥の斗いに
疲れ果てて
しまったんだ
でもね
孤独だった少年時代から
己を限り無く
命懸けで聖化して、
日夜幻が確信に至る迄
祈り続けて
やっと掴んだ家族愛
これが最初で最後の
最高の幸せなのさ
だから世の汚れの源
あらゆる俗物
醜き欲望なんて
キミのパパにとって
塵に等しかったんだ
弱音は吐くまい、
でも生身だから
少し立ち止まり
転た寝して
やっぱり
キミと
キミのママの
温もりに浸りたかったのさ…
嗚呼、世界のどこかで
キミと同じ幼子が
自動小銃の的にされ、
爆殺の標的にされ
木っ端微塵に
されている
のに…
我が祖国の
情報の雨空に
下劣な言葉の散乱
これがnewsかと呆れてしまう
家族愛破壊の醜き魂が
夜毎つぶやく
浮気に不倫
子供の涙の訴えも
全て無視して…
ひたすら快楽の奴隷に成り恥じない見出し
これでもかと垂れ流す
人として
何のために生まれて
来たのか
自問自答する事を
放棄して、
赤ちゃんの頃の両親の幸せも忘れて、
夢を抱き日夜勉強に
全てを捧げた
高潔な日々を
破壊して、
堕落した大人の己は
欲望漬けで
おぞましき
醜態曝すのさ
聖なる日にさえ
目にする
耳にするだけで
汚らわしくて
人の心を傷付ける
言葉と映像
氾濫する
汚染空間など
もう沢山だ
人の痛みを感じる
思い遣りの気持ちに
麻酔をかけて
思考させまいとする
電脳世界なんて
聞いて呆れる
嗚呼、裏切りに
絶望し尽くしても
悪魔の誘惑に
負けるなんて
有り得ない
だからパパは
身も心も
可能な限り鞭打って
僕の全て
あの日よりも
聖化して
現在立ち塞がる
全ての障壁乗り越えて
愛するキミを
抱き締めるため
だけに生きてみせるさ
でもね僕は
それでも
生身なんだ
嗚呼、我が主よ
試練はもう沢山です
祈りながら
今日最後の力振り絞り
キミとおままごと
しながらいつも
うとうとしてたね
満身創痍のまま
やがて秋が通り過ぎて
街にクリスマスツリーが溢れる頃
キミは
僕の誕生日に
素敵な似顔絵
プレゼントしてくれた
「パパ..... 」
ぐにゃぐにゃな記号しか
書けなかったのに
キミが初めて書ける様になった言葉が
パパらしい長い髪の
絵の上にあって
僕の注いだ
家族愛が
カタチに成って
苦痛も落胆も
みんな吸いとってくれて
本当にありがとうね…
今までは丸に目と口しか無かった似顔絵に.....
キミの幼い家族愛は
いつも僕の胸に手を置いてお祈りして
生きる苦しみ
どっかにポイ
してくれる
さぁ今宵
クリスマスの夜に
一緒にお祈りしようね
本当は主の御生誕を祝う聖なる日さ!
飲んだり食べたり
憂さ晴らししたり
欲望満たすだけの
日じゃないよ
どうかかみさま
せかいが
へいわでありますように
せんそうで
ころされそうな
かぞく
おさなごを
たすけてください
はやくきて
あくを
さばいてください
じらいやみさいるや、
わるいどらいばーの
くるまにひかれ
ばらばらにされた
おさなごが
みんな
こよい
てんごくで
えがおで
しゅとともに
くりすます
たのしめますように
とうとき
しゅいえすさまの
おなまえで
おいのりいたします
聖なる日に
極限まで
我が身清めて
僕は何度でも立ち上がる
キミと
キミのママの
手を握り締めれば
僕は絶望を消滅させる
家族愛色の
光に成る
(c)詩月ひかる
追記
御無沙汰しております
梅雨明けから半年
仕事と育児以外は
何も出来ないままだった
詩月ひかるです
嗚呼、それでも幾度か
記事にチャレンジしましたが
気がついたら朝…
ついにクリスマスの日に
本調子には
まだまだですが
やっと少し書けて
嬉しいです
嗚呼、夏の西日本の土砂災害
とても心配でした
あの頃
僕は何も書けない
修羅場にいましたが
温かい御言葉下さった
日々を思うと
一瞬も忘れられませんでした
ただ西の果て
夕陽の方向に向けて
祈るばかりでした…
然し現実の諸問題に
ケリをつけ
やっと一段落しましたので
皆様のブログ訪問させて頂いたり
のんびり綴ったり
好きな本や漫画読みたいです
皆様にとって
素晴らしいクリスマスの
ひとときで
ありますように
御健勝
心からお祈り致します
メリークリスマス
詩月ひかる
優姫
オスカル 拝