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今回は、TOMIX の 国鉄 カ3000形 を投稿したいと思います。
■ TOMIX 2736 国鉄貨車 カ3000形
家畜車であるカ3000形は、昭和29年(1954年)から1年間、150輌が製造されました。
また、数年後にはカ2000形もカ3000形と同等性能に改造(下回り)の上、カ3000形に編入されました。
側面は通気性の良い構造として、上部は透かし張りとなっています。
モータリゼーションが進む中、鉄道による家畜輸送から、トラックによる食肉輸送へと変化し、徐々に貨車の活躍そのものを失うこととなり、昭和52年(1977年)に最後の家畜車であったカ3000形が形式消滅、これにより鉄道貨車である家畜車そのものが消滅しました。
家畜車を見ると思い出すのが年配の方から聞いた話で、戦後の物資不足だった時代には地方の小学校で遠足に家畜車を使用して現地へ移動した話を伺ったことがあります。
※今なら大問題化されるような話ですが…
客車そのものの輌数が限られている中、普通の貨車と異なり通気性が担保されている家畜車が選ばれた感じでしょうか。
そこから10年後には修学旅行電車や気動車が登場することになりますが、この様な時代も存在していたようですね。
※私自身は残念ながら、家畜車の実車は見た事がありませんが…
今回はこの辺で。ありがとうございました。