マネーボール理論で営業マンの打率向上を! | "ナレッツェリア"

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ビジネスの智恵工房

11日に公開されるブラッド・ピット主演映画「マネーボール」でセイバーメトリクス(Sabermetrics)なる
野球の選手を評価する指標≒KPI指標(キーパフォーマンスインジケーター)を
重視した貧乏球団が勝ち上がる戦略を取り上げている。

たとえば打者が創出した総得点を「XR(extrapolated runs)」という指標で定量化する
XR=0.5×単打+0.72×二塁打+1.04×三塁打+1.44×本塁打+0.34×(四球+死球-故意四球)+0.25×故意四球+0.18×盗塁 -0.32×盗塁死-0.09×(打数-安打-三振)-0.098×三振-0.37×併殺打+0.37×犠飛+0.04×犠打

XRは打者が創出した総得点。
 XRが50ならその打者が得点50を生み出したということであり
 松井秀樹選手はNPB在籍10年ながらXRで計算するとNPB歴代10位につけている

しかし、他の選手と得点力を比較するにはもうすこし工夫が必要で

XR27 = XR÷(打数-安打+盗塁死+犠打+犠飛+併殺打)×27

これ「1番から9番まで同じ選手で打線を組んだら、一試合で何点稼げるか?」を表しています。
打数で割って、最後に×27を実行するので、27打席あたえると・・・ってな感じでしょうか?
イチローが1番から9番まで繰り返し打ったら、一試合で何点稼げるか?みたいなモノサシ


私は、日本のセールスマンやコンサルタント、設計者にもXRがあってもいいのではないかと思うのです。
セールスマンとしてみれば、私は最大で80億円のビジネスを受注したことがあります。でも25年間で一回だけ叫び

次に大きい商談は20億円かなべーっだ!

こうして思い返すと・・・一ヶ月≒23営業日程度で何回の商談アポを取り、何回提案書を提示、プレゼンして、いくらの金額を受注したかを重回帰分析するとセールスマンの得点力≒受注力がハッキリする。

要は、アホに見えて、規律を守らない(遅刻はするは・・定時連絡はしないは・・)で、低年俸のセールスマンのXRが品行方正で、立派な営業課長と同じレベルだったら・・・どうしますか?

無口で、パソコンやCADや実験器具としか会話しない設計技術者の特許出願件数と
その特許が応用され製品化された件数や製品ののべ売上高がXRに換算されたら・・・どうですか?
温厚でバランスのよい技術部長のXRがさんざんであったら・・・・どう??

マネーボール 観に行かない音譜