部下力は”愛嬌力”か?仕事の実績か? | "ナレッツェリア"

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会社でチャンスをつかむ人は皆やっている!一流の部下力/上村 光弼

¥1,500
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オトバンクさまより献本御礼。

この手の本は通勤立ち読みブックラリーでも取り上げてきた。
Rally56-1:仕事は上司との関係が9割  【著者 高城幸司さん】マガジンハウス
Rally06:上司に「仕事させる」技術-そうかボス・マネジメント【大久保 幸夫 (著) 】php研究所


いわゆるボス・マネジメントのたぐいは「上司に「仕事させる」技術」では
上司の機能を理解して上手に使えあせるというタイプと

「仕事は上司との関係が9割」も今回の「一流の部下力」も
上司のタイプに応じて“自分が”こうしろ、こうなれ!あせる

違いは、上司のタイプ分けの用途。
「上司を動かす」指向なのが前者、「上司に評価されるため」指向なのが後者かな。

どちらも部下として不可分であり、どちらも「正しい」部下のあり方なのだが、
私自身を強いて分類すると後者ということになる。(多いに反省をこめてだ!f^_^;)

私は前者のボスマネジメントを、あたりまえに実践できている部下をもったことがあり、
おそれいったことがある。(スバラシイの一言目上司として動かざるをえない状況をつくるのがうまいのだビックリマーク

前者が上司の機能として
1.キャリア・コーチ ~「こうなりたい」を実現するための相談相手
2.アセッサー ~仕事の評価や部下の能力の評価者
3.トラブルシューター ~トラブルの処理役・謝罪役
4.スタンパー ~GOサインを出してくれる承認者
5.ハイパー・プロフェッショナル ~無料でノウハウを教えてくれる師匠
6.コ・ワーカー ~出来ない仕事を代わりににやってくれるパートナー
7.ネットワーカー ~仕事に必要な人脈の紹介者

と整理してくれているのだが・・・やや教科書的といわざるをえない。

後者の二冊は高城さんも上村さんも超現実派に読める!!

こんな不況下で転職もままならない現実があるだろう・・・
だが、現実は職場の人間関係(ノ_-。)のは
いつの世もかわりない。


高城さんが政治家・職人・芸術家・評論家の主要4タイプに上司を分類し、
それぞれの攻略法を示したが、本書「一流の部下力」では
デキル上司、キレル上司、タヨル上司、トラブル上司とわけて対処方法を解説している。
高城さんもふれていたが、「自分探し」という妙な概念がある!
本書「一流の部下力」で私がいちばんスカッとしたのは・・・
P.170~の「一流の部下は、「小さな自分へのこだわり=下流」を知り尽くしている」

どこかに「自分に合った会社、自分を見いだしてくれる上司がいるのでは」と青い鳥症候群になって職を転々とする。そして最後にはまるのが「自分探し」という世界です・・・・中略・・そんな自分にも会社にも社会にも役にたたない「小さな自分らしさ」など、あっさりすてて、「もっと大きな自分らしさ」を作る。そして「本当に自分らしく、自分の思い通りにいきられるようになることを目指す」。それが一流の部下力なのです』

まぁ~わたし自身の反省をふくめて、こんな不況下でも転職を悩むあなたには
一読の価値ありとおもいます。ゼヒ読んでから辞表を!