大阪西成。

“ドヤ街”人間模様。






*西成山王ホテル
黒岩重吾 著
ちくま文庫



日雇い労働者が集まり、昼間から酒に酔う人や怒号、喧嘩…





・片足が不自由な澄江は水商売で生計を立てている。ある喘息持ちの男と出会い恋仲になるが西成の街が悲劇を起こす…
(湿った底に)


・芦屋の裕福な家庭で育ち有名私立大学へ進んだ啓文はナイトクラブで見ため高級売春婦かのような妖艶な女、間柄不二と出会う。やがて不二への想いが燃え上がり敷き詰められた順風満帆なレールから転落してゆく…
(落葉の炎)


他、


宿とも言えない様な簡易所で暮らす人々やこの街へ流れ着くはずではなかった人間たちの壮絶な物語全5編。


西成ドヤ街。


テレビなどでその存在は知っていましたが実際の雰囲気や空気のようなものがこの作品には詰まっています。


著書自身も住んでいた時期があったそうでそのリアルさやダークさはなかなかの衝撃でした。
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お疲れ様でした。