きのうの瑣事。
朝の準備をしながら、PCでカンタータを
バックグラウンドにして聴いていると、
落ち込みがちの気持ちが少し昂じてくる。
おとといは教会暦で『白い日曜日』であ
ったことを知り、こちらでは、清明のシー
ズンであり、10年前に自死した少年の30歳
の誕生日もすぐであり、などととりとめな
く思いを馳せ、自転車にのったら、脈絡の
ないつぶつぶの思いも消えてゆく。
いつものように無人販売店の横を通ると
小菊の花が鮮やかだったので、2束買って
自転車にのっけ、トン亭に向かう。
これで100円。

トン亭では
息子さんが大学を卒業して、一時帰宅中
来月カナダに行く予定だそう。
高校生のとき、ヨガを一回。大学受験のた
めの疑似面接官になって、面接の練習もし
たりした。ハンサム君なので、ある雑誌の
モデルにもなったことがある。
4年ぶりの再会で、すっかり青年になってい
た。時間が経ったのを、よそ人の子供の成長ぶ
りで知る。
帰りに『ヒマワリの種』を拝所の周りに播いて
いると、2人のご婦人に話しかけられた。
ひとりは70代という。<50代に見えた>
小さな野の花が好きで、それらを眺めつつ
日課の散歩だそう。
その人が、離れると同時にまた別の方。
82歳という。小学校6年生のとき、ここまで
水を汲みにきたそう。水が綺麗で『泉崎』と
いう地名も水にちなんでいる。
竿を肩にかけおけ二つに水を入れ・・と立板
に水を流すようにとは、こんなふうなのだろ
うと思えるように、台湾で過ごした幼い日の
記憶から、戦後沖縄に戻り、仕事につくまで
のことを喋り続けている。記憶力に唖然とさ
せられる。
ここには水をいただいたお礼に
手を合わせに毎日通っているという。
カ―<井戸のこと>

小さい時から。82歳までの物語は、一日では
終わらない。
また、ここで会えたら続きをきかせてもら
えますか、と言って別れた。
きのうは、花まつりであったことを、今日
思い出して小菊を写してみた<初めの写真>