18年ぶりにモンゴルに行って来ました。

前回は2030人のツアーで、そのときの仲間とは今でも交流があります。

(2014122日および1020日の項参照)

あのときの大草原、馬、風、満天の星空が忘れられず、子どもたちが中学に入ったら連れて行く約束をしていました。

前回は関西空港から直行便で4時間だったのですが、今回は大韓航空でソウルで5時間のトランジットがあり、ウランバートルに到着したのは深夜でした。

そのままウランバートルから50kmほど離れたツーリスト用のゲルに移動。

その夜は8月というのに寒く、朝は5℃くらいまで冷え込みました。

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今回は家族4人だけの小さなツアーでした。

こちらが今回の通訳兼ガイドのガンホヤグさん(ガンさん)です。

ガンさんは遊牧民ではありませんが、子どものころから親戚の家で遊牧生活に親しんでいました。

早速朝から馬に乗ります。(草原で他にすることはありません)

僕は18年前に経験しているのですが、嫁さんと子どもは馬は初めてなので、予め日本で3回ほど乗馬クラブに行って、少しだけ練習しておきました。

サア出発。

日本の乗馬クラブの馬に比べて2回りほど小さく、恐怖感はありません。

最初は遊牧民の人が曳き綱で引いてくれます。

大草原を歩くうち、だんだん馬に慣れてきます。

もう余裕?

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握った手綱がハンドルとブレーキの役割をします。

アクセルは「チョッ」と掛け声をかけて、軽く腹を蹴ります。

さらに軽く鞭を打つとよく反応してくれます。

だんだん馬をコントロールできるようになると、楽しくなってきます。

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羊やヤギを連れて移動中の遊牧民に出会ったり、

草原では馬たちが自由に駆け回っています。

ところどころに遊牧民のゲルがみえます。

白樺の林に馬をつないで休憩。

草原にはエーデルワイスや、

さまざまな花が咲いています。

木陰でのんびりお昼寝。最高のぜいたくです。

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最初はトボトボ歩く「並脚」から、初日の終わりにはトコトコ歩く「早脚」ができるようになりました。

最終日にはほんの数秒ですが、そろってギャロップリズムの「駆け脚」ができるようになりました。

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馬というのは本当におとなしくて従順な動物です。

繋がれたまま、いつまでもおとなしくしていて、人間が乗ると素直に指示に従います。

馬同士にも相性があるようで、仲のいい馬同士はいつも寄り添って、すりすりしています。

(「ウマが合う」とはこのことです)

でも実は、とても臆病な動物なのです。

最終日、遠乗りをしていると、にわかにゴロゴロと夕立が降り出しました。

僕の馬は特にビビリだったようで、雷鳴に驚いて突如走り出してしまいました。

必死にしがみついて手綱を引いて、ドウドウドウ・・・

何とか事なきを得ました。