ただただ優しくしても、
人間はダメになる。
ついつい甘え始める。
ときには厳しさも、
本当の優しさとして、
また愛情の証として必要となる。
虎の子は、
親から谷底に突き落とされる。
そしてはい上がってくる。
いつか巣立っていくときのために、
逞しく生きることを、
親は生きているうちに、
命懸けで教える。
育てるために、
人に厳しくするということは、
崇高な志と強い決意がいる。
そのために自らに対して、
もっと厳しくしなければならないからだ。
本当にその人のことを思い、
成長を望むという、
心の優しさがなければ、
人には厳しくできない。
本当の優しさを持った自分でありたい。