いつも最終責任は自分がとる。危機的状況でも逃げず、誤魔化さず、言い訳しないで、真っ向から全身全霊で立ち向かう。これこそが最高の人間力の表れだと思います。
 人間は崖っぷち状態である危機的状況になったとき、本性が出ます。人の責任にしたり、批判したり、嘆いたり、キレたり、開き直ったりで、見っともない上、惨めそのものです。本人はそんな言動を正当化しますが。
 でも人は見ています。一時的にうまく乗り切ったようでも、もっと大きなダメージがあります。周りの人はその人のことを二度と信用しないでしょうし、応援しなくなります。場合によっては、その人のことを卑怯者としてことある毎に語り続けることでしょう。
 人間力のある人は、自然の力の凄さを悟っています。自然の力には逆らえないこと、そして自然に相反する言動をすることがどれほどマイナス効果になるかもわかっています。ですので、いつも自然にまかせ、自然体で全力を尽くします。人がどうであれ、すべて自分次第であるから。
 私はいつも言います。起きることは偶然ではなく、すべて必然であることを。天命と自らのとった言動(原因)による結果であると。
 だからこそ、自分に起こったすべては、自分の責任であり、因果の理法により、深い意味があるのです。要は、問題や事件は生きていれば必ず誰にでも起こりますので、その後どうするかです。
 人間力のない人は、人のせいにして批判し誤魔化して逃げる。人間力のある人は、本気ですべて自分のせいだと全面的に受け止め、反省、学び、乗り越えていくための前向きな言動を始める。
 何事もおいても最終責任を自らとる気概でかかわりますので、かかわるすべてのことに本気であり、全力で対応するのが、人間力のある人の生き様です。従って、最終的に責任のとれないようなことには中途半端にかかわらないということもしっかり守り続けています。

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