日本の社会を見ていて、今あまり頑張る人が少なくなったような気がします。特に若い人達が、です。頑張るとは、「途中の困難にめげず、最後までやり通す」ことであり、「持てる力をフルに出して、努力する」ことでもあります。
 なぜ、若者は頑張れなくなったのでしょうか? それとも元々頑張ることを知らないのでしょうか?
 そう言う私も昔まったく頑張れていませんでした。ですから自らのその頑張れなかった時期を振り返ってみたのです。そうしたら、ハッとしたのです! その頃は目標がなかったのです。つまり、人間目標がないと頑張れないのです。
 なぜ目標がなかったのでしょう?
 たぶんハングリーではなかったからだと思います。わかりやすく言えば、結果を求めていなかったのです。
 ところが、一度結果を期待し、求めるようになったら、急に具体的な目標が出てきて、そのために頑張らなければならなくなりました。頑張らなければ、その具体的な目標にたどり着けないのです。ですから、頑張れるためには、具体的な目標が必要だと思います。それも具体的であればあるほど頑張れるのです。少なくとも私や周りの人達はそうでした。
 そんなことから、次のサイクルがあるのに気づきました。
 
 目標を探して決める → その目標を具体的にする → 目標を達成するために頑張り続ける → 目標達成という結果が出る → 頑張ることが楽しくなる → やる気になる → もっと結果を出したくなる → 更に高い目標を探して決める → その目標を具体的にする

 このいいサイクルにはまれば、どんどん結果が出て、仕事や人生が好転し、楽しくなります。ですので、まず「目標を探して決める」ところからすべては始まります。そのためには、ハングリーにならないとダメです。ハングリーになれないと、強い強い願望が出てきませんから、真剣な目標も持てないのです。
 今日本の若者はハングリーさがなくなったのではないでしょうか。中国や韓国に行くと、若者から凄くハングリーさを感じます。目がギラギラして、言動に熱いものがあります。そのパワーについつい引き込まれていきます。彼らを見ていると、「いつかきっと大きな結果を出すのだろう!」と強い確信を持たされます。あれだけガンガン頑張ってやっていたら、結果は自ずとついてくるとほとんどの人は思わされるのではないでしょうか。
 それだけ、ハングリーさからくる凄い執念に近い決意を感じます。

 確かに私も一番頑張っていた20代の頃は、異国の地、米国で必死でした。昼間は会社に勤め、夜は経営大学院(ビジネス・スクール)の修士・博士課程に通って、教えながら学んでいました。
 生きるか死ぬかの瀬戸際という感じで、毎日持てる力をすべて出し切っていたようです。あの頃を思い出すと、新鮮な気持ちに返って頑張れるのです。
 特に、パートタイムの皿洗いから「米国外食産業の神様」と呼ばれるようになった、大手レストラン・グループ、ブリンカー・インターナショナルの創業者、ノーマン・ブリンカー氏の言葉忘れられません。
「頑張り続ければ、結果はあとから付いて来る」
この言葉でどれだけ励まされたことでしょう! どれだけ頑張り続ける原動力になったことでしょう!

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