生命とは文字通り、生命の力、つまり精神力とも、心の強さとも言えます。
 経験から言わせて頂くと、この生命力が強ければ強いほど、幸せを感じる力、またその維持力が強いものです。生命力が強いということは、どんな苦難に遭おうとも、乗り越えていこうとする強い意思が働き、更にその意思を維持続けられるのです。
 人生で成功し、幸せを感じる人はこのタイプです。私は自分が成功しているとはまったく思いませんが、世界一幸せ者にしてもらえたと、毎日感謝の念が絶えません。特に人生の師と両親から、生命力を強くするために、激励かつ鍛えてもらえたことは、今にして思えば、人生において最高の財産をもらったと感謝しています。
 貧乏な家に生まれ、体も弱かったため、経済苦と病苦で幼い頃から葛藤と格闘してきました。その上、知能が弱く、理解力と暗記力は最悪。小学校では成績が学年でビリを維持し、特殊学級に入れらそうになったことも度々。
 一事は「自分なんて生まれてこなければよかったのに……」「生きている意味ってなんだろう?」と毎日落ち込みうつ状態に。当時自殺を何度か考えたことも。でも、いざとなるとその勇気すらないのです。自分で自分のことを「クズ」だと思い込んでいました。
 そんな悲惨な状態でありながら、奇跡的にもなんとか高校まで行かせてもらいました。高校卒業間近のあるとき、尊敬する人から突然励まされました。「後世畏るべし! だよ」と。その言葉を私は勝手に解釈してしまいました。
「君は、今までは何をやってもダメだっただろうけれども、どんなことがあってもめげず諦めず、強い生命力で乗り越え努力し続けていけば、必ず、『後世畏るべし!』と言われたくらい成果を出すことができるぞ! だから過去のことはすべて忘れ、バカになって今からできるまで頑張り続けなさい!」
 今から振り返ると、その言葉で私の人生、特に生き様が決まったのでした。なぜなら、元々「超」怠け者だった私が、高校、更には大学で、無遅刻、無欠席、無早退、予習・復習を完璧、という具合に、急に「圧倒的努力」を始めたからです。その原動力となったのが、強い生命力でした。

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