私は貧しい家に生まれ、幼少時は病気がちな上、知能の面でも極端に遅れていました。所謂学習障害です。
小学生・中学生時代は、勉強がまったくできず、特殊学級に入れられそうになったことも。そんなことから授業も頻繁に休みがちで、学校に行くことがつまらなくなり、精神的に落ち込み登校拒否にもなった時期がありました。今から考えてみれば、うつ病になっていたのでしょう。
 毎日何度も自問自答していました。
「僕は何のためにこの世に生まれてきたのかなあ?」
「正しく生きるってどういうことだろう?」
「なんで僕はこんなに不幸なんだろう?」と。
その疑問は大学を卒業後となる、アメリカに行くまで解決されませんでした。
 学校の勉強が苦手で、成績が極端に悪かった私でした。が、でもプライドだけは高かったことから、どうしても高校・大学に行きたくなりました。
 とりあえずダメもとで挑戦した高校受験では直前に試験問題の山をはったのがバッチリ当たって偏差値が20以上も違う高校に入学! 大学は付属高校でしたので、最低の成績でしたが、推薦試験に落ちたにもかかわらず、最後は学校側の情けで、特例で許可をもらい入学させてもらいました。
 頭が良くて一生懸命勉強する人の中でも、健康や経済的理由で学校に行けない人は世の中にたくさんいます。そのことを思えば、曲がりなりにも最高学府で学べたことから、ダメだったはずの私は不幸どころか、ラッキーだったように思います。
 当時私に欠けていたこと。それは感謝の心でした。感謝の心がなければ、どんなにいいことがあっても、またどんなに素晴らしい環境にいても、それらを当たり前としか受け止められません。ですから、いつも心の中では不満や不平だらけです。
 しかし、感謝の心があれば、すべてにありがたく思えてくるのです。そして自分がどれだけ運がよく、幸せかを痛感することになるでしょう。

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