「村上ファンド」=「株主資本主義」=株主への利益還元+資金の有効活用
今上場企業の社長は、村上世彰社長が率いる株式会社M&Aコンサルティングの投資ファンド「村上ファンド」(通称)に自社株が大量に買付されるのを恐れている。それこそ、業績にかかわらず、株式市場での株価によっては、M&Aのターゲットになるのではないかと戦々恐々としている。
大株主になられると、株主論理・権利をどんどん追求してきて、じっくりと経営に専念できなくなるのが困ると、多くの上場企業の経営者は言う。
村上社長のやり方は、確かに強引なところもある。しかし、彼の基本的な手法は、株主利益を追求するための敵対的買収の考え方・戦略があるので、立場上、強引にしなければならないのだ。
そうすることを信じて資金を出してくれた株主やファンドの投資家が、彼のバックにいるからだ。
村上社長の手法が適切かどうかはさて置き、通産省(現経済産業省)を辞めて、投資、つまり株式買付やM&Aのビジネスを始めて以来、彼の主張をずっと聞いてきて思う。村上社長は、「資本主義経済における株主を大事にする経営」を上場会社側に要求し続けている。