「戦略的国際企業提携」とは?


「戦略的国際企業提携」は、従来からある企業提携と異なる。

21世紀の激動するビジネス環境において、生き残りをかけ、企業が国際的競合の優位性を確立するための戦略的経営手段と言えよう。私が考える「戦略的国際企業提携」の特色を次に簡単に紹介する。


(1) 従来の国内の提携とは比較にならないほどのコスト削減が実現できる

(2) 購買や販売において市場が世界となるため、グローバルな事業展開ができ、売上も急増する

(3) 提携を契機に会社のグローバルなスタンダード化がしやすくなり、国際的競争力がつく

(4) 提携企業を通じて海外での経営を学び、優れたところを導入する機会となる

(5) 「戦略的国際企業提携」とは、提携によって会社が特に業績面で大きく飛躍できることを指す


 特色はまだまだあるとは思うが、これらを見ていくと「戦略的国際企業提携」を行った企業と、そうでないところは、今後大きな差がつくであろう。また、競争が激しくなっていった場合、「戦略的国際企業提携」をしていない企業は、生き残るのが厳しくなるだろう。

 現実に「戦略的国際企業提携」を行ってきた企業、例えばソニー、本田技研工業、ソフトバンク、オリックス、富士ゼロックス、キャノン、楽天などは、創業以来伸び続けているし、業績も「戦略的国際企業提携」を行っていない企業に比べかなりよい。

もちろん、「戦略的国際企業提携」を行っている企業の中でも業績が芳しくないところもある。しかし、よく調べていただくとわかるが、それらは、表面的または形式的な提携で終わっている。つまり、実質機能していないのである。

 年商5億円以下の私の多くのクライアントも、「戦略的国際企業提携」をいち早く実践した。その結果、創業間もない頃から急成長している。上場も時間の問題であろう。

「小規模企業だから、戦略的国際提携ができない」と言われていた時代は、もう終わっているのだ。