敗者復活が許される時代に 


今、ベンチャービジネスで成功している経営者の中から、敗者復活戦で蘇った人達が出てきている。彼らは、何度か会社を潰しその度毎に立ち上がってきた、従来の日本にはあまりいなかったタイプの経営者だ。

と言うのも、ご存知のように一昔前までは一度事業に失敗すると、もう二度と経営者として立ち上がれなくなるくらい、精神的・社会的・経済的ダメージを経営者は個人で負っていた。

米国ではベンチャービジネスにおいて、敗者復活は当たり前だ。成功したほとんどのベンチャー企業経営者は、何度かあった敗者復活戦のチャンスを最終的にものにし、アメリカンドリームを達成したのだ。

日本でもヘラクレス(旧ナスダック・ジャパン)、マザーズ、ジャスダックというベンチャー企業向けの市場が確立してきたこともあり、本格的なベンチャー・ブームが起こった。

過去に3回のベンチャー・ブームが起こったことから、第4次ベンチャー・ブームと呼ばれている。今のブームは、以前の3回と違い、本格的なものとして期待が大きい。

このようなベンチャー・ブームのあおりを受けて、米国ような環境になりつつあることを実感する。つまり、日本も敗者復活が許される時代に入ろうとしているのだ。

ここ数年上場した会社の経営者を見てみると、一度は会社を潰したり、清算したりした経験がある人が急増していることから、ベンチャーでは、いよいよ「敗者者復活」が許される時が遂に来たものと実感する。

これは、大歓迎すべきことだ。つまり、今まで失敗したら社会的にも経済的に葬むられることから、怖くてなかなかベンチャーに挑戦できなかった。しかし、これからは、失敗を恐れず、どんどん試してみる起業家で出てくる可能性が高くなってきたのだ。