時代遅れの「守り一辺倒の経営」との決別


 日米アジアでの経営コンサルティングの仕事を通して多くの経営者にお会いしてきた。その中で、若手から学ぼうとしない経営者が何人かおられた。彼らには次のような共通点がある。

 

 (1)過去に学んだ知識や経験だけで物事を判断する

(2)新しいものを取り入れていくのが苦手である

(3)若手の感性や力を軽視している

(4)年功序列にこだわっている

(5)今が大変革期であることを理解しない

(6)頑固である

(7)融通性がない

(8)人の意見を聞かない

(9) ベンチャービジネスを重視していない

(10)時価総額主義経営を否定している

(11)株式公開の意義を評価していない

(12)IR(投資家のための広報)活動を軽視している


(13)マザーズ、ヘラクレス(旧ナスダック・ジャパン)、ジャスダックなどの新証券市場を評価していない

(14)女性、外国人の力を軽視している

(15)バブル経済崩壊後、急速に会社の業績が落ちて入るにも関わらず、次の柱となる事業を探そうとしない

(16)企業間での戦略的提携、買収・合併などには興味がない


これらは、「時代遅れの経営者像」とも言える。一言で「守り一辺倒の経営」とでも表現できる。

それでも今まではなんとかなったが、このようなスタンスで今後会社経営を続けていくと、会社の崩壊・倒産も時間の問題だ。現にこのような会社の倒産はかなりある。

 今伸びている会社の経営者は若手が多い。20代から30代が中心だ。

確実に言えることは、今、会社経営において経験や知識よりも、若さ、つまり柔軟な発想や創造性の方が大事になってきていることだ。

彼らは「攻撃は最大の防御」を戦略とし、スピーディーに実践することで、大企業をも脅かしている。