部下を助けよう



 私の事務所は、小人数であらゆる業務をこなしています。

小さなベンチャー企業ですのでたくさんの社員を雇えないのも事実ですが、小人数でやっていくことには多くの利点があると思います。

暇な時間が無く忙しいけれども充実している。

上司に頼らず、自分が責任をとる覚悟で仕事に取り組むので力がつく。

役務分担も大事だが、お互いの協力がより大事になる、

一人がいくつもの責任を持つので、大企業よりもたくさんの経験ができる。

私は社長という総責任者の立場ですが、事務所の席にじっと座っていられる時間はほとんどありません。皆にお願いしているのは、一人ひとりが社長のつもりで、できるだけ自分で判断し、実行するということです。弊社のような超多忙な会社では、何でもかんでも上司の意見を伺い、判断しているのでは仕事は進みません。逞しい責任感と鋭い判断力を養って欲しいと願っています。

その一方で、上司に相談せず自分勝手な判断をすることで、大失敗をするという場面も出てきます。そこのバランスが非常に難しく、皆が悩むところです。


私が思うのは、できる限りのことは、自己責任でやっていく、しかし判断に迷う時は、些細なことでも遠慮なく上司に相談し知恵を拝借し、手を借りるということです。ここを間違えると、些細なことが大きなミスにつながり、その尻拭いに膨大な時間を費やしたり、他の社員にまで迷惑をかけることになります。

私が心がけているのは、一旦は社員に全てを任せる。しかし最後の責任は、全部上司が持つということです。忙しい中でも、できる限り社員の相談には乗り、助けたいと思います。

今は上司の立場にある人も、皆かつては部下だったわけで、部下の気持ちはよくわかるはずです。会社とは、社内の全員が志をひとつにし、共通の目標を持ち、その達成のために進んでいく場所であり、一種の戦場です。上司は部下を護り、部下は上司について行く。そして、上司と部下が信頼の絆でつながり、スクラムを組んで仕事に取り組んで行くことが、競争社会の中で生き残り、勝ち続ける手段だと思います。