職場で甘えたり、甘えた話し方をするのは止めよう



 入りたての新入社員の話し方を聞いてぞっとしたことはありませんか?

 ある時、顧問先の会社に行きました。たまたまその会社の入社したての新入女子社員の電話での会話を聞いて愕然としました。

「あの~。今部長はいなんですけど~。どうしたら~いいでしょうか~」

どこかでこの会話の調子聞いたことがあるな……あ、そうだ! 女子高生の会話だ! 確かに電車中で、女子高生同士で甘ったれたやり取りはこんな感じでした。

それを思い出した瞬間、その女子社員が高校生の時から人間としての成長が止まってるのではないかという恐怖心さえ出てきました。


 この話し方を聞いて、戦場のような職場で必死に仕事をしている上司や先輩方は、イライラするか、ショックを受けるのではないでしょうか? 少なくとも私は、悲しくなりました。職場とプライベートな会話との区別がつかない社会人がいるのだと……

 見かねたので、例え顧問先だろうとそんな心無いコミュニケーションを続ける社員を見過ごすわけにはいかず厳しく注意しました。

 「あなたはここに給料をもらって働きに来ているのですよね? それとも遊びにきているのですか?」と。

 本人はビックリして黙り続けていました。おそらく、外部の私が厳しく指摘したからかも知れませんが、生まれて初めてそんなこと言われましたという顔して戸惑っています。

 長い間の楽な学生生活で、親に守られ甘えた言動をしてきた人も多いことでしょう。ただし、一度会社という戦場に入ったら、言動から一切の甘えを排し真剣勝負を繰り返さないと、味方になるはずの先輩や上司が敵となり、足元をすくわれるでしょう。


厳しく言ってくれているうちはまだ花です。周りから言われなくなったら、また無視されるようになったらもう臨終と考えて下さい。あなたはもう話しても絶対に直らないどうしようもない問題社員と見られています。そうなったら、「もう来なくていいよ」と言われるのは時間の問題です。覚悟して下さい。

 職場で甘えた声で話したり、甘えるのはやめましょう! 損をするのはあなたです。