人の相談に乗ろう
私は人の相談に乗るのが大好きす。暇さえあれば、人に会い色々な相談に乗っています。驚かれるかも知れませんが、小学生の時から人の相談に乗ってきています。母親が人の相談に乗るのが大好きで、いつもいっしょに付いて行って横で話を聞いていたことから、私まで大好きになりました。小学生の時は、姉や学校・スポーツクラブの友達の相談に乗り、一生懸命激励していました。時には学校の担任や他の先生の相談にも乗ったことがありました。
なぜ人の相談に乗るのが好きかと言うと、困っている人を見るとなんとか助けたくなるからです。また、いずれ自分や家族も同じような問題で悩む日が来るのではないかと思うと人事ではなくなります。気が付いたら相談に乗った人の問題だったのに、自分の問題になって同苦しているのです。
高校三年生の進路選択の段階で、困っている人の相談に乗り、激励し助けられる職業がないか真剣に探しました。ただ、決して頭はよくありませんでしたので、高度な学問が必要な分野は能力的に無理だと思い、実践的であり、身近に感じられたビジネスに関する相談に乗る仕事を探しました。その結果、現在の「経営コンサルティング業」を見つけ、これをライフワークにすることにしました。
ビジネスの分野に限ってはいるものの、人の相談に乗る「経営コンサルティング業」を長年職業にしてみてつくづくと痛感します。「本当に自分にぴったりの天職だ！」と。
「自分のことで毎日手一杯なのに、人の相談まで乗っている余裕ありません」「若くて経験・知識がないので、とても人様の相談に乗り、励ますことなどできません」などとよく反論されます。なるほど、一見、理に叶っています。
ただ、それらは本気で人の相談に乗ったことがない人の言い分です。もし自分の愛する人が悩んでいたら、年齢・経験・知識とは関係なく相談に乗り必死に解決策を探すはずです。実は人の相談に乗るのに経験・知識・年齢などいらないのです。勿論あった方がベターです。必要なのは、その人のことを本当に心配し、なんとか助けたいと願う誠実な心です。
人の相談に乗ることは人生において最高の勉強になりますし、人間として成長します。また、もの凄いエネルギーも出てきます。