人を育てる=自分が成長する
ある人が言いました。
「俺は人に厳しく、自分に甘くがモットーだ!」
最初の頃は「面白い発想だなあ……部下を鍛えるのにはいいのかも……」と思っていました。しかし、試しにそれを自分で実践しようとしたら、至難なことであることを気付きます。なぜなら、人に厳しくするということは、結果的には自分にはもっと厳しくしなければ、誰もついて来ないのです。そもそも人にだけ厳しくしたくても、相手が離れていってしまうのです。
従って、人に厳しくすることは、自分に対してプレッシャー掛けていることになります。
そもそも他人に優しくさえしておけば、何も言われることも要求されることもなく、穏便で楽であるのに、一度人に厳しくしたために、厳しくされた方としては、「これだけ他人に厳しくするのだから、当然自分自身にはもっと厳しくしているのだろうな!」と思われ、自分で自分を追い込むことになります。
実はこれが人間、またプロフェッショナルとして伸び、力がつく根源になるのです。
人を育てるのも同じで、「人を育てる=自分が成長する」の等式が成り立つのです。
伸びる人はこのことをよく理解しています。だから、一生懸命部下やまわりの人を育てようとします。
人は面白いもので、どんなに凄いことを聞いても、口先だけでは受け入れませんし、動きません。ですから、人に何かを教えたりやらせる場合、まず自らが成長して受け入れてもらわなければなりません。つまり器を大きくしなければなりません。
ですので、人を育てるということは、まず自分自身が育たなければならないのです。
逆に、人を真剣に育てようとする人は、どんどん謙虚に学び成長しなければなりませんから、まわりの人から評価され、大きく伸びていきます。
どんどん人を育てるようにしましょう! そうすれば、自分の訓練にもなり、人間的な器も大きくなります。
ですから、人を育てることが自分にとっても、どんなに重要か理解頂けることでしょう。とにかく体験してみて下さい。