まず受け入れる
世界で多くの成功者達とお会いしてきて思います。彼らには余裕があります。その余裕は成功からくるものだと私は当初思っていました。が、話を伺ってみると、必ずしもそうではないようです。
「アメリカ外食産業の神様」と呼ばれている、米国最大級のレストラン運営会社、ブリンカー・インターナショナルの創業者、ノーマン・ブリンカー氏は、かつて私とのインタビューで成功について語ってくれたことがあります。
「成功したから余裕があるのではないのです。それでは成功しなかったら、余裕がないということになり、境涯に振り回されることになるので。成功者は元々成功を信じ、心に余裕があったから成功できたのでしょう。成功者は一度やると決めたら、何をやっても成功します。成功するまでやり続けますから」
私はすぐさま彼に突っ込みました。
「ノーマン、あなたは外食事業で最も成功した経営者と言われ、悠々自適のようですね! どうしたら、そうなれるのですか?」
ブリンカー氏は、迷わず言いました。
「悠々自適なんてとんでもない。いつも悩み葛藤しています。今でもです。ただ、置かれている環境や起こっていることすべてを、いつも受け入れるようにしてきました。すべては現実を受け入れるところから始まります。現実を否定したり、逃げたりしたら、成功できないマイナスの原因を作りますから」
確かに成果を出すためには、今置かれている状況や起こっていることを受け入れ、その対応をしなければ何も始まりません。それは当たり前のことで、誰でもわかっていることでもあります。でも、それがなかなかできない。
ほとんどの人は現実を受け入れたくないのではないでしょうか。悲惨であればあるほど。しかし、成功者は違います。まず受け入れることから挑戦を始めるのです。