圧倒的努力の威力
「ネイト（私の米国でのニックネーム）、なぜほとんどの人が成功できないのかわかる？」
「メアリー・ケイ化粧品」創業し、３０年間で世界的企業へと育て上げたメアリー・ケイ・アッシュ会長（当時）が、会食中に突然顧問の私に質問を。とっさに聞き返しました。
「メアリー、理由は人によって様々だと思うので、いくつか挙げてみましょうか？」
アッシュ会長は顔を横に振りながら、
「一つだけでいいわ。皆たった一つのことができないために成功できないかｒ」と。
「えー、一つですか？ 何だろう？ たくさんあり過ぎて……」
私は考え込んでしまいました。しびれを切らしたアッシュ会長は一言。
「それは、圧倒的努力が続けてできないからよ。それも成功するまで」
「圧倒的努力ですか？」
「ネイト、そうよ。皆も努力しているから、皆より成果を出す、つまり成功するためには、圧倒的努力を成功するまで続けなければダメなのよ！」
「圧倒的努力ってどんな努力ですか？」
「皆がビックリするくらいの努力よ。私が成功できたのは、圧倒的努力を会社創業以来から続けてきたからなの。別に私に特別の能力や才能があったわけでありません。特にお金、経験、知識、人脈等々一切なかったのに、何とかやってこられたのは、人より何倍、何十倍も努力してきたから。周りの人達はいつも驚いていたわ。『いくらないでもそこまでやらなくても……』と」
「知りませんでした。メアリーが頑張ってきたことは聞いていましたが、運が良かったからこんなに成功できたものと誤解していました。そんなに努力していたとは！」
「ネイト、圧倒的努力の威力ってすごいのよ！ 必ず成功できるから。ぜひ皆に教えてあげてね」
それから私も人がビックリするくらいの圧倒的努力をすることに挑戦し始めました。