前向きに生きている人と付き合う


 人は互いに影響しあって生きています。たとえ孤独な一匹狼を気取っていても、必ず一人ではないのです。孤独を感じるのは、自分以外の人がいるからです。ということは、何らかの形で影響しあっていると言うことですね。

 そこで、どうせ影響しあうなら、好影響の方がいいですよね。いい影響とは、いい生き方をしている人に影響をされる、ということですね。いい生き方と簡単にいっても何がいい生き方なのか、それが難しい。そこで、一番手っ取り早いのが「前向きに生きている人を探す」ことです。いわゆる「ポジティブシンキング」ですね。


 ここで、一つ間違えてはいけないのが、ただの楽天家とか、結果を全く考えずに突き進むだけ突き進み、失敗してもその失敗の原因を考察しない、ただの向こう見ずな人を前向き、ととらえることです。これは明らかに違っています。最悪な結果まで予測して、そうならないように考慮しながらチャレンジしていく。万が一その最悪の結果になったとしても、そこで思考をストップされるのではなく、二度と同じことのないように、自分なりに考えていく人のことです。

 そういう人たちが周りにたくさんいたら、さまざまな前向きの方向性の影響を多く受けることになります。どうやってポテンシャルを維持するのか、モチベーションはどうやって保つのか、緊張感はどうやって和らげるのか。そう言った、学校では教えてくれないことを、身をもって体験することによって、影響しあえるのですね。


 私の顧問先を見ますと、前向きに生きている社長の周りには必ずと言っていいほど、社内外に前向きに生きている人たちが集まっています。「類は友を呼ぶ」ですね。

 周辺に前向きな人たちのネットワークを作っておくと、その数は各方面からどんどん増えていきます。仕事のヒントとなる何かが得られるかも知れませんし、重要な人脈が作れるかも知れません。

人は一人では生きていないのです。どうせなら、前向きな人たちと、できるだけ時間を共有し行動を共にすることをお薦めします。そうすれば、気が着いたらあなたも「前向き人間」になっていることでしょう。正に「朱に交われば赤くなる」ですね!