ヘルシーな食生活ができるか


 その人がプロフェッショナル、またビジネスパーソンとして凄いかどうかを判断するのに基準の一つとして私が用いていることがあります。それは、ヘルシーな食事をしているかどうかなのです。

 なぜだかわかりますか?

 理由は至ってわかりやすいと思います。

 結局、私達はロボットではなく、体が資本である人間であるからです。つまり、健康であるからいい仕事ができるということです。

 その健康を保つためには、栄養やバランスも考えずに好き勝手に美味しいものばかり食べていたら、いい訳がありません。やはり、ヘルシーなものを食べるから、健康を維持できるのです。

 従って、ヘルシーでないものを食べ続けて平気でいられる人は、私はプロフェッショナルまたビジネスパーソンとして、更に人間として信用しません。頼りたくても、いっしょに頑張りたくても、いつか健康上の問題を起こしてしまうことが目に見えてわかるからです。


「自分の管理ができない者が他人の管理などなんでできようか!」

 私のアメリカ人元上司の口癖でした。彼の仕事哲学では、「他人に厳しくする分、その倍は自分に厳しくする」が徹底されていました。

 ですから、彼は本当に自分に対して過酷なまでに厳しいのです。それを見ていた私達部下は、彼から何も言われなくても、自然と本当に襟を正させられたものです。

 その彼が最も大事にしていたことの一つが、自らと部下の健康管理であり、ヘルシーな食事でした。

 また、私は昔ヘビースモーカーでしたが、彼と出会ってすぐにタバコは止めてしまいました。なぜなら、ある日彼の言われた一言が私の胸に突き刺さったからです。

「ネイト(私のニックネーム)、君は自己管理のできないコンサルタントを信用するか?」

 私は素直に答えました。

「いや、信用しないと思います。大事な仕事であればあるほど」

「そうだろう。私も、だ。タバコは百害あって一利なしだ。そんなタバコのヘビースモーカーである君をクライアントは信用するだろうか? 少なくとも私はできないね」

 それまで、何となく好きで吸っていたタバコでしたが、上司のその言葉で目が覚めました。

〈そうだ、一流を目指して圧倒的な努力をするならば、健康管理に最大の配慮をしなければならないはずだ。頑張り続けられるのは、健康であり続けられるから。タバコぐらいすぐに止められるくらいの意志力がなくて、どうして人より成果を出せるのだろうか! 僕は甘かった〉と大反省しました。

 それからというもの、死ぬまで「健康第一、毎日ヘルシーな食生活を!」が私のモットーになりました。