話は短くポイントをついて


 ほとんどの方は、少し話を聞けば、相手ができる人かどうわかるのではないでしょうか。

 話の長い人や何を言いたいのかわからないで話をする人がいます。このような人の場合、間違いなくできない人です。自分が何を言いたいのか理解できないのですから、自分以外のこと、たとえば仕事の内容や伝えなければいけないこと等を理解するのに障害を持ちます。

一生懸命聞いているにもかかわらず、何を言っているのかわからないときは、話している人に失礼にならない程度に聞いてみて下さい。たとえば、私は次のように聞くようにしています。

「恐縮ですが、頭が悪いので、一番おっしゃりたいことをもう一度ポイントだけ伺ってもよろしいでしょうか?」と。

 謙虚に伺えば、相手も嫌な気はしません。

 元々相手も頭の整理ができていないまま話していますので、こんな質問をすると、考え込んでしまうのです。

 話し手が言いたいことも理解・整理できていないまま話されることほど、聞き手にとって迷惑なことはありません。聞き手が忙しければ、とても失礼になります。

 そんな人を相手にしてはいけません。相手にしても、お互い時間の無駄になってしまいますので、

ですから、次のアポがある等の理由をつけ、お話を伺えたことに丁寧に感謝の意を表した上で、話は早々に切り上げてもらいましょう。


 これは聞き手の立場から見た場合ですが、反面教師と捉え、自分が話をするときは、必ず「話は短くポイントをついて!」を徹底させたいものです。

 それでは、短い時間で相手にわかってもらうには、どうしたらいいのでしょう?

 これはきわめて簡単です。

 結論から先に話せばいいのです。丁度、新聞やテレビのニュースのように、です。

「それでは味気がなく面白味もなくなるから、話しづらい」と言う人もいることでしょう。

 ちょっと待ってください。聞いてくれる相手が暇で時間潰しに聞いてくれるのであれば、それでもいいでしょう。

 しかし、ほとんどの聞き手は、そこまで暇ではありません。時間に余裕があっても、自分のやりたいことややるべきことを犠牲にしてまで、相手の取りとめもない話を聞けるほど、暇ではないのです。

 もし、結論から話をして、時間が余ったり、相手がもっと話を聞きたければ、そのとき初めて、結論・ポイント以外のことや面白い話を加えればいいのです。

 話をするということは、相手の大事な時間を奪う行為でもあることを肝に銘じたいものです。

 その意識があれば、短い時間で大事なポイントが伝わるように話す努力をするはずです。

 そのために、ニュースの説明のように結論から先に話すのです。そうすると、聞き手の理解度が急激に増します。

「これから、○○○○についてお話します。結論から申し上げますと、XXXXなのです」

 これだけで聞く側にとってどれだけ理解度が上がることでしょう。特に私のように、すぐに集中力が落ちることから、人の話を聞くのが苦手な人にとって、結論から話してもらえると、とても有り難いのです。

 思い出して下さい。結婚式や小学校・中学校の運動会等での来賓スピーチの長いことほど苦痛なことも少なかったはずです。


 話をする際、聞き手の理解度を上げる話し方があります。それは、できるだけ抽象的な内容を避け、より具体的に話すことです。

 話というものは、具体的であればあるほど、わかりやすくなり、覚えてもらえる確率は高くなります。

これは、友人のアメリカ人心理学者が、実際に実験をした結果に基づいた結論です。

ですから、話の内容はより具体的にすることを心がけたいものです。そういう意味では、これも新聞やテレビでのニュースの説明と同じです。

 そいう意味では、ニュースの説明の仕方を学び、自分の話し方に応用できるようにしておくと、話しが上手ということで、評価も上がることでしょう。