自分の市場価値の上げ方


 あなたの市場価値は、ビジネスパーソンとして、またプロフェッショナルとしての現在の実力を測ることでわかります。

 それでは自分の仕事における実力がわかりますか?

 ほとんどの人はわからないのではないでしょうか。わかったとしても、自分で評価する場合、かなり主観的なものになり、正確かどうか疑問が残ります。


 昔、社員に自身の実力を評価させてみました。残念ながら、ほとんどの社員の場合、上司である私の彼らへの評価と、彼ら自身のものとはかなりかけ離れてしまいました。つまり、本人達の評価は、私のものより甘かったということです。

 人間は、自分の実力を評価した場合、かなり自身を厳しく見ていない限り、他人がするよりどうしても甘くなってしまいます。自分への評価は、なかなか客観的に見られないことから、無理もないでしょう。


 では自分の実力はどうしたら正確に測れるのでしょう?

 客観的かつ公平な測り方は、過去の実績を見ればいいのです。つまり、過去にどんな結果を出したのか、またかかわってきた会社や組織にどのくらい貢献できたかを調べればいいのです。

 理想を言えば、客観的具体的な評価が得られれば、より正確です。となると、いっしょに仕事をしてきた上司・先輩・部下、また直接かかわった取引先や顧客等から率直な評価を得ることが最適でしょう。

 ただ、それも少人数では、正確性が欠けることから、多くの人からの評価を得なければなりません。そんな大掛かりな調査は現実的には難しいものです。

 ですから、私がお勧めしたいことは、それまでに自身が何をやってきたかをできるだけ客観的かつ具体的に確認することです。その一つの効果的かつ具体的な方法に、「やったことリスト」を作ることがあります。

 特に、大事なのが、かかわってきた会社や組織のために何をしてきたかをすべて書くことです。

 あなたの市場価値は、この「やったことリスト」、つまり、あなたがこれまでやってきたことのリストを作ることで見えてきます。

 従って、あなたの市場価値を上げるためには、「やったことリスト」に載せられるいいことを増やせばいいのです。