仕事の本質
仕事の本質がわかっていない人が実に多いようです。
仕事をする場合、最初にしなければならないことがあります。残念ながら、かなりの人ができていないのです。それは一体何でしょう? わからない人は、仕事の本質が理解できていないことを自覚して下さい。
答えは簡単です。
何のために(その仕事を)するのかを考えることです。
それによって同じことをするのでも、やり方や進め方が違ってきます。また、その仕事をするスピードまで違ってきます。何のためという目的がわかれば、期日も決まるからです。
たとえば事業として、セミナーを開催する場合、何のためにするのかを確認し、関係者に徹底することは非常に大事です。そのセミナーが成功するか否かを左右するからです。
弊社もセミナーを事業として行っていますが、弊社の場合、セミナーをする目的は大きく分けて四つあります。
まず、最初に一人でも多くの人に参加してもらい、セミナー収入、更には収益を増やすことです。これは、本格的かつ効率的・効果的に行えば、本業の経営コンサルティングの収入を補う大事な定期的な収益源となります。ほとんど現金収入ですので、売掛金の貸し倒れなどのない、キャッシュフローの観点からすると、大変助かるものです。
弊社がセミナーを行う二つ目の目的は、そのセミナーを行うテーマ(分野)において、専門家集団として会社の知名度を上げるためです。一種の本業である経営コンサルティングのためのマーケティングです。
三番目は、セミナー参加者又はセミナー告知先から、コンサルティング・サービスを提供できる先、つまりクライアント(顧客)を獲得することです。一言で言うと、本業であるコンサルティング・サービスの営業です。
四つ目は、既にクライアント企業で、その分野の勉強を理論的にしたい経営陣や担当者に参加してもらうことで、弊社の専門能力におけるレベルの高さを改めて知って頂き、クライアント企業の満足度を高めることにあります。
同じセミナーをするにしても、これらのように目的が具体的に、且つしっかり理解できているのとそうでないのとでは、事業において成果の大きな差に繋がっていきます。
例えば、セミナー収益の増大が目的になっているのがわかれば、できるだけ多くの人に参加してもらえるよう、セミナーのプロモーションも効果的なものを考えるでしょう。
そして、セミナー収入よりもセミナー収益(セミナー収入―セミナー経費)が大事であることがわかれば、費用対効果が最もいいプロモーション方法、例えば費用があまりかからない割には多くの人が見ているインターネットやメールマガジン等を採用することでしょう。
このように何のためにその事業、延いては仕事をするのかを理解できれば、その目的に合わせたベストな方法を選択できるようになるのです。