子供との問題
私が米国で何人もの大富豪の顧問をさせて頂いたときに、彼らが一番大問題として悩んでいたことは、子供との関係でした。
一生懸命可愛がってきたつもりなのに、親子の断絶が起こっているわけです。
裕福ですから、愛情表現として子供には何でも買って与えてきたのです。しかし、必ずしもそれがいい結果を生むとは限りません。
子供は物やお金より、親との触れ合いを求めています。寂しい子供がすることといえば、親の気を引くこと。もしくは親への反抗。
親からの愛情不足へのアピールでもあります。
例えば米国では万引き、窃盗、麻薬、売春、家出、駆け落ち、自殺未遂、いじめ、恐喝等々。
とにかく親はハラハラし通し。
子供との問題を克服するために最低やるべきことがあります。
それは、親から見た愛情表現ではなく、子供が感じる親からの愛情表現です。
毎日ずっといっしょにいるかとか、お金をかけてあげるということは、必ずしも子供が望む愛情表現ではありません。
要は、時間でもなければ、お金でもない、質なのです。
少ない時間でも質の高い愛情表現をしていれば、子供はそれで十分満足で安心します。
「あー、僕(私)は、本当に愛されているんだなあ」と心から思わせられるかどうかです。
そのためには、まずは子供の言うことをしっかり聞いてあげることです。それも否定しないで、最後まで聞き、一端全面的に受け入れてあげるのです。
そうすると、「自分のことに関心を寄せてくれている!」「わかってくれている!」と安心し、逆に親に対して聞く耳を持つのです。
本当に子供の将来のことを考えるなら、優しくするだけではダメです。間違ったことやよくないことをした場合、遠慮なく厳しく叱らないと、真の親の愛情は感じません。
最近の子供は、親から何でもかんでも買ってもらえたり、お金をもらえたりするので、当たり前過ぎて物質的なことでは、感謝できなくなっています。昔と比べると、あまりにも、裕福になり、過保護に育てられているのです。
ですので、一方で精神的に飢えており、親から本気で叱られたいと思っている子供が急増しているそうです。
やはり親の都合ではなく、子供の将来のために、徹底的に訓練してあげるくらいの深い愛情が必要なのでしょう。