決意したことを徹底的にやり抜く



 問題を解決することを決め、やるべきことをすべてリストアップしたら、後はリストしたことを実行するだけです。

 でも、この単純そうに聞こえる「ただ実行する」ことがとても難しいのです。

 多分、やろうとすると色々雑念が出てきて、考えてしまうのでしょう。


成果を出すためには、決めたことはバカになって徹底的にやらなければなりません。つまり、一度やるべきことをリストにしてやると決めたら、無心になって結果が出るまで一つひとつをやり続けるのです。

これが意外に難しいのです。特に頭がいい人にとってです。

 なぜなら、頭がいい人はすぐに先を読もうとするのです。


例えば、やり始めて、成功する確率が低いとわかると、頭がいい人は「当たって砕けろ!」という破れかぶれの精神がありませんから、すぐに止めてしまうのです。

そんなことで、途中で止めますから、せっかく成果が出る可能性が多少あっても、その可能性を0%にしてしまいます。


 どうせ始めたのなら、致命的なダメージを得る場合を除き、リストにしたことはすべて最後まで一挙にやり抜くことが大事です。

最後までやり抜かなければ、最終の結果がわかりませんから。


 つまり、途中どんなに困難でも、結果は最後の最後までわかりません。ですから、一度やり始めたら、やり抜くことが必須なのです。

やり抜くことが、問題を解決できる鍵となります。

逆にやり抜かなければ、どれが本当の解決策になるか、ずっとわからないままでいます。ということは、一生問題を解決できないでいることになるのです。

 成果を出してきた人、成功した人は、例外なく最後までやり抜いてきました。彼らは、「やり抜くことの達人」と言ってもいいでしょう。