上司に仕えて仕えて仕え抜こう
「上司に仕え抜けない人は、『原因と結果の法則』で、上司になった時、部下はついてこない」
というのが、様々な人間関係を見てきた結論です。
上司も人間ですから、欠点はいくらでもあります。また、たまたま縁あって、その人が職場において上の立場になっただけで、人間的に上司の方が優れているとはまったく言えません。
大きな目標を達成させるために、多くの人の力が必要であり、その多くの人の力を結集させるために会社や組織、そして職場が必要なのです。
ですから、上司・部下といえども、人間的な優劣での上下関係ではありません。あくまでも仕事における役割分担で、ある人は上司、ある人はその部下になったのです。
「同じ人間だから平等だ。だから上司の言うことは自分と一致していれば従い、違う時は、適当に無視すればいい」と考える若手が最近増えているようです。
しかし、これは大間違いです。たとえ上司の言っていることややっていることが間違えていたとしても、致命的なミスや他人を傷つけるような言動でなければ、支持し従うべきでしょう。
部下であるあなたは通常上司ほど判断において経験していませんし、判断に必要な情報も持っていません。また、上司でなければわからない他の考慮しなければならない要素も知りません。
部下であるあなたが、自分の経験とレベルと持っている情報で、上司が決めたことを反対したり、従わないことがあれば、あなたは即刻上司と話し合いし納得させてもらうか、それでも譲れなければ部下を辞めるべきです。
私も米国で勤めていた際、何度かアメリカ人上司の決めたことが理解できず、悩んだことがありました。しかし、ただの一度たりとも、従わなかったり、無視したりすることはありませんでした。人間関係の秩序が乱れるからです。
当時、自分の経験やレベルでは理解できないことがあり、将来その上司と同じ立場になったら、わかるだろうと思っていました。ですので、どんなに理解できないことがあろうとも、上司には仕え抜こうと決めて実行していました。今その判断が間違いでなかったことを痛感します。