目標から逆算する

 人間が最も輝いて見える時の一つは、目標に向かって一生懸命努力・行動している時です。その真剣でひたむきな姿を見ると、私達は、感動するものです。

目標は高ければ高いほど、達成させるのに見合う努力・工夫・行動をしなければなりません。ですから、高い目標を持てば、それだけ能力も高まり、人間的にも成長できます。

できる人が目標を持ったら、達成するために「目標達成のための逆算」をします。

何事も目標点に到達するためには、それまでのプロセスが大事です。プロセスそのものが間違っていたり、実行可能なプロセスをしっかり考え、計画し、実行しなければ、目標に到達できる可能性は限りなく低くなるのです。

ワタミの渡邉美樹社長は、このことをよく「夢に日付をつける」と言っています。つまり、「具体的な夢=目標」ですから、目標を達成するためには、到達希望地点(時期)から遡って、今何をすべきかを算出するのです。ですから、目標を立てた頃、まわりの人から判断して、一見不可能そうな目標も次々と達成させてきたのです。

ご本人にとってみると、目標から逆算して、達成するために必要なことを毎日一生懸命やってきたわけですから、達成できて当たり前なのです。

 米国に20年近くいたこともあり、米国大手レストラン・チェーン「TGIフライデーズ」の顧問をしていた私は、同レストランの日本進出をお手伝いすることになりました。  

そのため、その事業パートナーとして、1998年に渡邉社長に初めてお会いした際、将来の様々な目標を語ってくれました。

当時の渡邉社長の状況を考えると、いくつかの目標は、無謀そうだったり、不可能そうに見えました。しかし、今チェックしてみると、なんと私に話していたすべての目標を彼は達成させていました。

 なぜでしょう?

 渡邉社長の言葉を借りて説明しますと、繰り返しますが、夢に日付をつけていったからなのです。具体的な夢を持ちそれに日付をつける、つまり、高い目標を持ち、それを達成するために、今何をすべきかを逆算し実行していくのです。

 目標を達成してきた行動の人は、例外なくこれを実践してきています。