気配りの達人ルール



勉強をすればするほど、知識や情報が身に付くのはもちろんですが、それとともに人間性が向上し、気配りに長けてきます。

本物の勉強は、人間性を向上させ、他人のことを思いやり理解できる人へ育ててくれるものです。ですから、勉強の大家は、気配りの達人であり、「人間関係マネジメント」のプロ中のプロでもあります。


 米国に住んでいた頃、日本にはあまりいない大成功者の方々とお会いするチャンスが何度もありました。名前を挙げれば、皆さんが聞いたことがある人たちばかりです。

 彼らの成功者の定義は、なんと「気配りの達人」。

 そのことを不思議に思った私は、近くにいた世界最大の流通会社「ウォルマート」創業者であるサム・ウォルトンさんに質問することにしました。

「どうして、成功者の定義が、『気配りの達人』なのですか?」

 彼は自信満々に答えてくれました。

「成功はお金でもなければ、名声でも権力でもない。どれだけ、人間を知り、人間を好きになり、人間から好かれるかだ。それができれば、成功は自然とついて来るから」と。

 すかさず私は聞き返しました。

「成功者になるためには、具体的にどうしたらいいのでしょうか?」

「人間を徹底的に観察・分析・勉強して、気配りの達人になることだよ」

 ウォルトンさんは、今度はニコッとしながらこう答えてくれました。


 たしかに成功者と言われる人は、すばらしい気配りができる人ばかりです。それからというもの、私は様々な人たちの気配りを徹底的に勉強し、マネしてみました。すると、ウォルトンさんが言ったように、急に人生が好転し始めたのです。我ながら、ビックリでした。