「やるべきことリストアップ」ルール

 勉強でも仕事でも、速く成果を出すには、やるべきことをすべてやることです。一つや二つやっただけでは、よほど運がいい以外、成果はでません。

 とにかく、思いついたことすべてをやってみる。その結果から、ヒントを得ることができます。そして、そこから本当にやるべきことが見えてくるものです。

 やるべきことをやるには、まず何をやるべきか考え出さなければなりません。手当たり次第、思い付きでやっても意味がないからです。

欲張りな私は、限られた時間の中で、やるべきことをすべてやろうとします。それにはムダがあってはいけません。そこで、最初にリストを作ります。やるべきことをリストアップしていくのです。そして、そこに挙がったものを整理してから、一つひとつやっていきます。それもバカになりきって、全力でやっていくのです。

もし途中で、新たなやるべきことが見つかったら、リストに加え、試します。そうしていくうちに、できるようになっていきます。

 

 勉強も同じです。○○の知識を身に付けたいと思ったら、そのために必要なこと、やったほうがよいことを書き出し、実行していきます。書き出したことをしっかり全うしたとき、かなりの実力があなたについていることになります。

なぜリストにするのか。それは、考えられるすべてのことを書き出すことによって、頭の中が整理されること。また、書いているうちに、どんどん新しい発想が出てくることがあります。

そして、最大の理由は、リストにすることによってそれらすべてをやろうと努力するからです。

 私もかなり不器用な人間ですので、昔最初にリストにしたとき、「あれもやらなければならない、これもやらなければならない! あー、大変だ!」とパニックに陥りました。同じように思われる方、心配しないで下さい。慣れるまで全部一挙にやろうとしないで、できることから一つひとつやっていけばいいのです。その積み重ねが大きな成果をもたらせてくれます。

 少しずつ実践していけば、そのうち慣れてきます。そうなると優先順位のつけ方もわかってきますので、結構時間対効果が上がってきて、自分の能力を以上の多くのことをやってのけられるようになります。