「ファイナンス勉強ルール」


 米国に住んでいた際、作家の石川好さんが来られて言われました。

「浜口君、これからの時代に最も必要な知識は、ファイナンスだよ。ファイナンスを知らないと困るし損をするよ」

 当時、彼の意味することはよくわかりませんでしたが、丁度、経営大学院博士課程での専攻を決めなければなりませんでしたので、迷わず、人生の先輩である石川さんに勉強するよう薦められたファイナンスを専攻することにしました。

 ちなみにファイナンスというと、国の経済や財政、また企業財務のことだけのように思われがちです。が、個人の財テクを含め、将来どうしたら経済的に豊かに暮せていけるかにかかわる情報や知識を増やし、できることを工夫して実践していことでもあります。~ あれから20年近く経ちました。石川さんの指摘どおり、日本も大きく変わり、何をするにもファイナンスの知識が必要となってきています。

 ビジネスパーソンとしては、やはりファイナンスの勉強は欠かせないと思います。

ファイナンスの勉強をすると経済のことがわかるようになります。そうすると、自身の収入や支出など、金銭面の知識がつきます。自分らしく、そして自信を持って賢く生きるためには、やはりお金は必要です。

なぜファイナンスを勉強したほうがよいかと言いますと、ファイナンスの知識を得て、実践していけば、同じ収入でも、より資産を増やせますし、また、安全な投資等を通して確実に副収入も増やすことが可能だからです。

私もファイナンスを勉強したおかげで、有望未公開企業の株式に投資して上場による株式売却益を得、また日本の都市銀行から低利子で融資を受け、海外金融商品への投資による高利回り収益等、個人資産形成に役立てています。

 ファイナンスの勉強法はいろいろありますが、複雑な分野なので、セミナーや学校での講義を受けることをオススメします。通いながら、ファイナンスに関する本をどんどん読んで知識を増やすとさらによいでしょう。

将来の年金もあてにならない世の中となり、個人の生活は個人で守らなければならない時代。様々な面で自分を守る力を身に付けることも私たちにとって欠かせない勉強なのです。