最近うつの人が急増している。特に、若い人に多い。その原因は、あまりにも経済的、物質的に恵まれ、受験以外、試練という試練は経験してこなかったため、ちょっとした問題にぶち当たると、精神的に滅入ってしまうのが一因らしい。

 つまり、すぐにストレスが溜まり、気分がすぐれなくなってしまう。だから、定期的にストレスを発散させ、気分転換をさせることが、精神的安定を維持するためには不可欠となっている。ストレスが一番溜まるのは、環境が大きく変化したときだ。よってまったく新しい環境に直面する新人は、例外なく大なり小なりのストレスを感じる。

 大事なのは、自分なりのストレス発散法や気分転換法を早く見つけ、日々実践することだ。

 それでは、どうしたら自分に合ったストレス発散法や気分転換法を見つけることができるのだろうか?

 まず、上司や先輩を含め周りの人と対話すること。わからないことや困ったことがあれば、一人で悶々と悩んでいないで、話したり相談に乗ってもらうことだ。

 ストレスを溜め、気分転換ができない人は、問題が起こっても自分の中だけに留め続ける。そして突然破裂してしまう。そんな人には、とにかく「ガス抜き」が必要だ。その「ガス抜き」に一番効果があるのが、直面している問題や悩みを他人に聞いてもらうこと。

 若手だと問題が起きて悩み続けても、上司や先輩にとってはきっとたあいもないことだろうと判断し、恥ずかしくて相談できない人が多い。

 確かにさまざまな難問を乗り越えてきた上司や先輩にとっては、大した問題ではないかもしれない。しかし、ポイントは、会社の一員であるその人にとっては問題であり悩みである事実だ。

 であるならば、周りにいる誰にとっても問題だ。上司や先輩は、経験者であり責任者として、そんな若手を助ける義務がある。だから、遠慮なく相談してほしい。

 さらに、いろいろな人のストレス発散法や気分転換法を学び、さまざまな方法を試してみることだ。実際にやってみなければ、どれが一番自分に合っているのかわからない。

 ちなみに、私のストレス発散法かつ気分転換法は、本を読んだり、原稿を書いたり、テレビを観たりすること。また、いろいろな人と会って話をすることだ。その中で一番効果があるのは、困っている人の悩みを聞き、いっしょに解決法を考えること。なぜ、ストレス発散かつ気分転換になるかというと、人の悩みを聞き激励していると、偉そうなことを言っている分、自分も頑張らなければならなくなっていくため、「自己激励法」となるからだ。