仕事のできない人の共通点の一つは、やるべきことの優先順位がわかっていないことだ。優先順位というと簡単に決められると思うかもしれないが、これが意外と難しい。

 なぜなら、時間とともに優先順位は刻々と変わっていくからだ。

 だから、絶えず優先順位を確認しなければならない。すでに決めたからといって優先順位を変えずに仕事をやり続けていたら、とんでもないことになる。

 実質の優先順位が変わっているのに気づかずやっていれば、期日が間に合わなくなったり、緊急にやるべきことをできずに致命的な失敗ばかりになる。

 作業が終わるたびに、とにかく優先順位を再確認しなければならない。特に若手であれば、複数の上司や先輩から常時さまざまなことを頼まれる。せっかく一つのことを集中してやり続けていても、突然緊急のことを頼まれれば、それまでやっていたことを中断せざるを得ない。

 しかし、そんな突発的で不規則な依頼にも対応する能力をつけていかなければ、一つひとつの仕事をこなすこともおぼつかなくなる。

 優先順位をつけるときに大事なのは、当たり前のことだが、毎回その順番を間違えないようにすることだ。でも、若手のほとんどはこれができていない。

 まず一番に片づけるべき仕事は、最も重要かつ、期日が迫ったものだ。そうでなければ、その仕事は間に合わなくなるだろう。

 若手だと優先順位を決めることすら難しい。その場合、必ず上司や先輩にしっかり相談してアドバイスを受けるようにしよう。

 まだ仕事のことも正確に把握できていないままで、自分の独りよがりの判断で、優先順位を決めたら、間違える可能性が大だ。

 優先順位を決める際に、よく若手が判断を間違えるポイントがある。それは、会社や組織にとって大事なことより、自分にとって大事なことを最優先させることだ。

 会社や組織にとって大事なことというのは、すぐにやらなければ、そのまま、会社や組織に被害や損失を与えてしまう。

 逆に自分だけに影響を及ぼすことでの優先順位の間違いは、自分への被害だけですむから、さほど問題とはならない。

 そんなことから、ひとたび仕事を始めたら、優先順位を決める際は、いつも会社や組織のことを第一優先にするべきなのだ。