評価される人の自己主張
「会社が自分に何をしてくれるかではなく、自分が会社に何ができるかを考えよう!」
これはケネディ元米国大統領の名言の中に出てくる「国」の部分を、「会社」に置き換えた言葉だ。
私のアメリカ人の元上司が、“会社で伸びる人の心構え”として、よく言っていた。
利己主義、個人主義の国と言われる米国においても、一流のプロフェッショナルというのは、個人の権利を主張する前に、まず会社に貢献することを大切にする。私は米国の地で、それを何度も何度も見てきた。
だから、ギブ&テイクの発想はそこから来るのだろう。つまり、自分が取る前に、まず与えるのだ。逆に言うと、相手に与えなければ取ってはいけない。
もし、あなたが一流になりたかったら、自己主張ばかりしていないで、まず会社に貢献することに集中して全力を尽くすべきだ。そうすれば、上司や周りの人は、あなたのそのやる気を高く評価してくれる。
ちなみに、会社に貢献しようとする姿勢においては、経験・知識・年齢は重要ではない。大事なのはやる気だ。やる気があって、努力をすれば結果は必ずついてくる。
ただし、「口に出さなくても、『以心伝心』でわかってくれるだろう」という考えも、甘いと言わざるを得ない。
個人の権利のみを主張するのは問題だが、チャンスがあるたびに「やる気」を表明する前向きかつ積極的な自己主張は高く評価される。
それは固い決意と自己への前向きな挑戦として受け取られるからだ。
とはいえ、挑戦するかしないかの基準が、好き嫌いであってはならない。社会人としてプロフェッショナルとして成長できるかどうかが、ポイントなのだ。
したがって、自分が成長できそうな仕事やプロジェクトがあれば、上司や先輩に積極的にアピールし、挑戦するチャンスをもらうべきなのである。それを続けていけば、どんどん力がついていく。