最近休暇を社員としての当然の権利ということで、当たり前のように簡単にとる人が増えている。確かに社員としての個人に与えられた権利ではある。

 しかし、よくよく考えてもらいたい。もともと休暇というのは、普段から会社に貢献し、頑張っている人に「ご苦労様」という意味であるもの。

 若手であれば何をするにも、未熟な状態であるのに、「さあ、土日だ!」「来た来た、休日が!」などと浮かれている場合ではない。一日も早く会社での戦力になれるようにするために、休暇は大事に過ごすべきだろう。

 ただ、「休日も働け!」と言っているのではない。休暇をとることで、仕事につながる経験・知識を増やしたり、仕事でのやる気アップを図れるよう、上手く時間を使うべきなのだ。

 また、休暇をとることで一番職場でひんしゅくを買いかねないのが、突然有給休暇をとることだ。有給休暇は、できるだけ早く、通常一カ月前、遅くとも一週間前には上司・先輩に伝えておくべきだ。そうでないと、職場でのスケジューリングで関係者に迷惑がかかる。

 学生のときは、他人に迷惑がかからなかったことから、休もうと思えば、ほとんど誰の許可もなく、すぐに休めた。しかし社会人になるということは、会社を含め社会的に責任を負うということ。だから、休むこと一つとっても、周りへの影響を考慮し、人に迷惑がかかるようであれば、自重・我慢しなければならない。それができて初めて、一人前の社会人として認められる。

 社会人になって慣れない仕事で日々格闘する中で、休みたい気持ちもわからないでもない。しかし、まだ会社に大して貢献できていないのなら、その事実を謙虚に受け止めるべきだろう。

 そうすれば、自ずと一日も早く貢献できる人材にならなければならないことがわかってくる。

 入社して三年以内は、早く信用を築き、会社にいてもらいたい人になることを目指すべきだ。高度経済成長期やバブル経済期と違って、いつクビになるかわからない時代に我々は生きているということに気づかなければならない。