今まであいさつの重要性については、本や講演で幾度となく訴えてきた。仕事のできる人は、あいさつの達人でもあるからだ。

 あいさつの達人は、人間関係があいさつで始まり、あいさつで終わることを知っている。しかし、好きな人、気の合う人だけとあいさつができてもあいさつの達人とは言わない。

 どんな人とも、あいさつができて初めて職場におけるあいさつの意義がある。

 もし、本気で仕事ができるようになりたいのであれば、まず素晴らしいと言われるあいさつをしていこう!

 ポイントは、相手の目を見て、少し離れていても十分伝わるぐらい、大きく元気な声かつ笑顔ではっきり言うことだ。その際、立ち止まって姿勢よくキビキビとすることで、相手に対して最高の敬意を表したいものだ。

 そんなあいさつをすれば、相手もいい気持ちになり、あなたのことを好きになるに違いない。

 私はこのやり方で自分のファンをたくさん作ってきた。別に意図的にファン作りをしたのではない。

 もともとできていたわけではなかったのだ。ある先輩から厳しく指摘され、できるまで練習したのである。

 その結果、上司も先輩も仕事のできない私を、あいさつがいいということで、素直さややる気を評価し、いつも助けてくれた。本当にありがたかった!

 だから、あいさつの威力にはすごいものがあることを痛感している。

 体験上、あいさつを徹底させると、生活や仕事にメリハリがついてくる。毎日要所要所できちっとあいさつをすることで、けじめがつき、やる気とエネルギーが出てくるから不思議だ。ある種の自分に対する「気合い入れ」や「号令」効果があるのだろう。

 いいあいさつをするようになると、仕事もできるように見られる。ぜひ、試してみてほしい。