会議での発言が苦手だった新人の頃の私は、勇気を出して、自分から積極的に発言をどんどんしていった。ただ、その際、先輩から教わったことだが、発言の前に必ず冒頭で言ったことがある。

「まだまだ経験も知識もありませんので、誤解しているかもしれません。そのような発言になりましたら、ぜひお叱り、またご指導お願いいたします……」と。

 そうしたら、どうしたことか。参加者から、とても受けがよくなったのだ。そして、私の言うことを、皆が一生懸命聞き、賛成・共感できるところがあったら、必ず賛成の意やお褒めの言葉をいただけるようになった。

 それまでと何が違ったかと言えば、とにかく評論・批判的な話は一切せず、毎回新しい考え方や案・計画を紹介しただけだった。しかし、それが良かったとのこと。

 同じ会議に出て発言しているのに、これだけ評価が違うとは、ただただ驚いた。教えてくれた先輩には、心から感謝した次第だ。