特に大事なこととして学んだのは、新しい情報を即上司に伝えることだ。

 新人の頃、よく報告・連絡・相談の大切さを強調されて、「ホウ・レン・ソウ」という言葉を頻繁に聞くだろう。

 まさに、「ホウ・レン・ソウ」は、しつこいぐらいがちょうどよい。

 大事な情報を勝手に自分だけで抱えこまない。瞬時に上司に伝えること。上司が出張中、外出中、会議中などで、すぐに話せない場合、メールを送るなり、携帯電話にメッセージを残すなりで、とにかく即手を打つことは必須だ。

 なんとなく仕事をしていると、自分で勝手に判断して情報を選別し、上司に報告してしまう。それは大きな間違いだ。なぜなら、どれが上司や会社にとって大事な情報かどうか、なかなか一人では判断がつかないからだ。一人で判断するには、あまりにも経験・知識・情報が少な過ぎるはず。だから、絶対に自分だけで判断せず、まめに上司に「ホウ・レン・ソウ」をするべきだ。

 それができなければ、上司の手足になっているとは決して言えない。かえって上司の足手まといとなり、いつまで経っても信頼は得られない。

 そのうち、時間切れとなって、上司からいらない存在、邪魔な存在と見なされるだろう。

 徹底的に上司の手足となって仕事をすると、上司の気持ちもわかってくる。それもまた、将来自分が、上司と同様にリーダー的立場になったときにとても役に立つものだ。

 ここで注意を要するべきは、いつまでも上司の手足ではいけないことである。できるだけ早く自立できるようになることが大切だ。

 そのために上司にしっかりつき、それを仕事の最初のステップとして全力で当たることだ。

 徹底的に上司についた人は、自分が上司になったとき、うまく部下を使えるようになる。そして、自信を持って部下をリードしていけるようになるので、周りから尊敬される上司にもなれるのだ。