若い人って、ものすごいスピードで成長できるのです。

 一年前にはできなかった仕事が、今年は立派にやり遂げられるようになった。その結果、上司から少しずつレベルの高い仕事を任されるようになる。それがさらに成長のスピードを加速させる。

 周囲の意見に耳を傾けながら、的確な判断ができるようにもなる。人と接することに自信がもてるようになり、良好な人間関係を築けるようになっていく。人間的な器もどんどん大きくなっていく。

 こんなふうに実感できたときって、やっぱり嬉しいものですよね。

 一人のビジネスパーソンとしてはもちろん、社会人としても成長していく。そこに喜びを見出せるからこそ、日々の仕事を心から楽しめます。

 だから、裏口入学のようなマネ、姑息な手段を使って出世を狙うようなことは、その成長の機会を逃すことになります。これは本当にもったいないことです。

 自分が出世するために、周りの人を貶めたり、根回しに精を出したりしている人がいますが、そういうやり方をして本当に楽しいのか、私は疑問に感じます。

 たとえ望むような地位を得られたとしても、いつ、自分が同じようなことをされて、その地位から引きずり下ろされるのかビクビクしながら過ごさなければなりません。人間的に成長していないから、化けの皮が剥がれないように自分の味方を周りに置くことで頭がいっぱい。

 これでは、たとえ一時、出世できたとしても、仕事の中に喜びを発見することなどできないと思うのです。 

 若さの特権とは、柔軟な思考とスポンジのような吸収力です。多くのことが、これから成し遂げられていきます。ですから、日々の仕事にチャレンジし、数多くの人と接しながら、人間的な成長に重きを置いてください。