これはおそらく経験があると思いますが、単なる雑巾がけやコピー取りでも、一生懸命やったときは、結構、充実感がもてます。

 その反対に手抜きをしているときは、どんな仕事も余計つまらなくなってきます。

 「ああ、嫌だな」と思いながらコピーしたり、いい加減に資料を作成しているときは、ミスだらけでますますやる気が削がれます。

 小さなことでも、全力でやっているときは、何かしら工夫し始めるんです。

 例えばコピー取りは誰でもできそうな単純業務に見えるでしょう。でも、工夫をする余地があるかもしれないと考えてみると、案外いろいろな方法を思いつきます。

 私がよくやる工夫は、参加者が高齢の場合、小さい文字だと読みづらいので、必ず拡大します。また、元の資料の文字が歪んだり、斜めになったりしていることも往々にしてあるので、その場合、読みやすくするためにまっすぐ修正します。

 更に、コピーの元となるオリジナルの資料が、大変汚れていることもよくあります。そんなときは、躊躇せず、すぐに修正液などを使ってきれいにします。

 なんでもない工夫ではありますが、コピーを受け取った方は、その心尽くしに感動するものです。その喜ぶ顔を想像しながらコピーしていると、ワクワクしてきて、単純業務であるにもかかわらず、もっと頑張りたくなるものです。

 こんなちょっとした工夫で、コピー取りもやりがいのある仕事に思えてきます。

 雑用と呼ばれる、細々とした仕事は、誰もやりたがらない仕事でもあります。でも、誰かがやらないと困る仕事でもあるんですね。それなら、工夫する意義のある仕事だなと感じたわけです。

 この他にも、電話応対、資料作成、仕事の補佐など色々あります。どんなに小さな仕事でも、工夫する余地を探してみると、意外にいい方法が思いつきます。新しい気づきが増えるたびに、仕事そのものが充実してきて楽しくなりますよ。