日々、大量のDMの他にも、会議の資料や参考文献、メモなど、様々なものがデスクの上にたまっていきます。その場ですぐにファイルするのか、捨てるのかをテキパキ決めて、作業環境を整えるのは非常に大事です。

 そもそも、仕事をしている人の散らかり方と、単に整理されていない散らかり方は違うものです。作業のために、多数の資料を一時的に広げているのか、単に整理されてなくてバラバラになっているのかは一目でわかります。

 デスク周りの状態は、その人の心を反映しています。書類などを整理整頓できない人は、心が乱れていると判断されてしまいます。

 心が乱れていない人は一つの仕事を集中してキチッとやっていきます。それこそ雑用でも何でもです。でも、心が乱れている人は、「ああ、嫌だな」と思いながら、こっちをやったり、あっちに手をつけたりして、集中できませんから何一つ仕事が完結しないんです。

 今、どんどんスピードが速い時代になってきていますから、これではすぐに飽和状態になって、全部中途半端のままで一日が終わってしまうんです。

 目の前の単純作業をきちんと完結させて、仕事を手際よくこなしているのかというその人の仕事力が、整理整頓できているかでわかってしまうんですね。日々、デスク周りを整理して、心を整えることが大切です。忙しくて仕事中に掃除するのは難しいでしょう。まずは、退社前にデスクの上を整理する習慣を身につけましょう。

 私は毎日退社する直前に、できるだけ一人ひとりの社員のデスク周りをチェックします。社員のその時々の心の状態を知るためです。心を落ち着けてしっかり仕事をしている人のデスク周りは、いつもきれいに整理整頓されています。逆に、ミスや失敗を頻繁に繰り返したり、ホウレンソウのように、基本的なことができていない社員のデスク周りは、例外なく散らかっています。本当に人間の心というものは正直なものですね。