私は新聞広告にも必ず目を通します。
広告はある意味、トレンドを象徴しています。未来を予測させるキャッチィーなキーワードがふんだんに使われているので、企画やアイディアを考えたり、本作りをしたりするうえで、とても勉強になるのです。
また、通勤電車内の中吊り広告も参考になります。
特に面白いのが週刊誌の記事の見出しです。
起きている事件はバラバラなように見えても、世の中のトレンドと一致することなど、気づかされることが多々あります。
たとえば、「三角合併」について考えているときに目に留まったのが、大物タレントさん同士の離婚の記事でした。企業の合併はある意味、異なる企業同士の結婚とも考えられるからです。
ともに独創性があって、マルチタレントな二人が結婚した場合、どちらかがポンと降りないと、結婚生活は長続きしないでしょう。
特にタレントやアーティスト、プロ野球選手として活躍している場合、とても競争の激しい世界ですから、両方が時間をやりくりして、うまくやっていけるような甘い世界ではありません。
これは、企業同士の合併でも同じです。今の時代では、両方の企業の持ち味を生かすことはできません。どちらかを切り、もう一方を充足させるしかないわけです。
あらかじめ、「三角合併」というキーワードが頭にあると、離婚の記事から、こんな推測がふくらんでいきます。
大切なのは読みの正しさではなく、「構想力を練る」エクササイズをすることです。
そもそも、情報を大量に入手しても時間と共に古くなるもの。日頃から、事件の裏にある社会のトレンドを見る練習をしておけば、世の中の大きな流れの変化を読みとる力も鍛えられていきます。