具体的な目標を設定しづらいときは、自分が目標とする人物をマネてみてはどうでしょう。社内外にメンターの存在を持つのです。

 別に、すべてその人たちから学ぶ必要はありません。

 この分野はAさん、この仕事においてはBさん、人生においてはCさんというように、それぞれの分野でメンターをつくり、行動や思考をマネてみるのです。

 その人のいい部分をそっくりマネすればいいのですから、大変、わかりやすい目標になります。

 私もこれまで、幾人ものメンターを勝手につくってきました。そして、徹底してマネしてきました。

 正直、彼らの短所はどうでもいいのです。長所だけわかればいい。それがわかったら、もう徹底してマネるのみ。

 上司のマネもよくしましたね。

 人間関係を築くのが抜群に上手い上司もいました。彼の人の叱り方やほめ方、また、さりげない言葉づかいなどが非常に参考になりました。彼はちょっとしたことであっても、それをやってくれた部下に対して、必ず感謝の言葉を添える。

 こうした点は、後々自分が同じ立場で仕事をするときに、とても大きな財産となりました。

 また、業務スピードがとにかく速い上司からは、仕事の進め方の細かい点まで盗むようにしました。「報告するときは一分以内」「電話は三分以内」「待ち合わせたら遅くとも五分前」「朝、就業時間の一時間前に出社」といった時間に対する厳しい点や、優先順位のつけ方、「TO DOリスト」のつくり方まで、とにかく盗めるだけ盗んでいきましたね。

 私たちの周りには必ず何人か、手本となる人たちがいるわけです。そうしたお手本をなぞるようにマネることを、一つの目標にしてみてください。