毎日、「目指すゴール」を意識する

  

  将来の目標がある人と、ない人の違いは、日々の業務にくっきりと現れます。

 受け身の姿勢と、能動的な姿勢の違いです。目標が定まらず、自分が進むべき方向が見えない人は、どんな仕事に対しても「やらされている」という感覚が抜けません。

 コピー取りをさせられている。掃除ばっかりやらされている。何かと命令され、必要のない雑務をやらされている。

 こうした感覚で仕事をしていると、「一生、自分がそうした仕事をやらなければならない」と錯覚してしまいます。そして、どんどんモチベーションが下がり、平気で手抜きを始めるようになるのです。

 反対に、目指すゴールを描いている人は、一つひとつの業務に対して問題意識を持つようになります。

 たとえば、「自分は部署のリーダーとなっていく」という中期的なゴールを描いている人は、日々の雑務を、部署のリーダーの立場から考えるようになります。どんな仕事も自分の将来と連動していきます。だからこそ、自分で考え、工夫しながら行うようになるんですね。

 たった一回のコピー、たった一度の掃除に対して手を抜いたために、お客様からの信頼を損ねたり、仕事がストップするケースもあります。また、自分が部下に指導するとき、それぞれの仕事に対して、どういう点に気を配らなければならないのか、どうすれば効率的に実行できるのか、その仕事を行うことで会社全体にどのような利点があるのか、これら一つひとつの疑問に解答を与えなければいけません。

 ここに挙げた以外にも、問題意識の発芽はいくらでもあるでしょう。一つの仕事に、考えるべきことはたくさん詰まっているのです。

 今、携わっている仕事が、五年後、十年後のあなたをつくります。ですから、まだ目標が定まっていない人は、一度、自分を深く見つめ直し、長期的な目標を作成してみてください。