ここ最近、わずか五、六年前と比べても、会社が出世させる人材に大きな変化が現れています。
一言で言うと、実力ありき。それも、過去の実績や能力はほとんど関係ない。完全に「今の実力」を判断し、抜擢していくということです。
会社は社員一人ひとりに対して、プロフェッショナル度を見極めているとも言えるでしょう。プロ野球、プロサッカーといったプロの技術を売りモノにするスポーツの世界と同じです。
過去には素晴らしい実績があった。チームに対する絶大な功績を残してくれた。しかし、今の実力では試合に出ても活躍できない。
にもかかわらず、相変わらず高額な年俸を支払って試合に出し続けますか? チームの重鎮として、ベンチの真ん中にどかんと座らせますか?
そんな筈はありませんよね。プロフェッショナルの世界では、過去の実績だけで生きてはいけません。現時点での結果がすべてなのです。
逆に言えば、年齢、性別、経験などに関係なく、実力さえ発揮できれば誰でもスピード出世が可能なのです。
こうした傾向は、今後ますます強まるのではないでしょうか。中小企業のみならず、大企業においても四十代の社長が現れています。一昔前までは、大企業で社長の役職に就くのは、ほとんど六十代以上でした。それが五十代、四十代まで下がってきて、そのうち欧米のように、二十代の社長が珍しくなくなるかもしれません。
社長クラスの年齢がこれだけ低くなっているのですから、課長、部長、役員クラスのポジションでは、より若手の登用が顕著になっています。