既に前章で説明したが、ホウレンソウは、組織で成功するためには、幾つになっても、またどんな立場になっても、非常に重要であり、徹底してやらなければならないこと。

 ホウレンソウ、即ち「報告・連絡・相談」を組織内で全員が実行しなければ、組織は確実におかしくなる。たった一人の人が守っていなくても、そこから問題がどんどん発生する。

 会社や組織で一つの目標に向かって全員で努力する時、そこには継続的で密なコミュニケーションが必要になる。現代の激変するビジネス環境においては、少なくても一日一回はコミュニケーションをとらなければ、誤解が生じ、その結果ミスや失敗が起こる。

 特に、新人で仕事において右も左もわからないことが往々にしてある。その度ごとに、上司・先輩・周りの人に、報告・連絡・相談をしなければならない。


 私も新人の頃、日々の綿密なコミュニケーションを取ることの重要性がわからず、勝手に自分の判断とやり方で仕事を進めたり、お客様に対応したりして、ミスや失敗を続けてしまった。反省して、ホウレンソウをやろうとするのだが、具体的にどうしたらいいのかわからない。特にどのタイミングで報告し、連絡し、相談するのか、まったく皆無。

 それで、できる先輩を徹底的に研究して、自分なりのタイミングを掴んだ。

参考のために、紹介すると、まず、報告は、何か報告すべきことができたら、躊躇せずにすぐにする。できれば、ポイントだけすぐに理解できるように箇条書きにしてあげると、報告される側は助かるので、あなたの報告能力の評価は上る。

 次に連絡。これは一番簡単。とにかく、まめに新しい情報を共有すること。連絡すべきこととは、スケジュールに関することが圧倒的に多いので、新しい予定、例えば、会議、会食、打ち合わせ、訪問、イベントなどが入ったらすぐに連絡する。ここで大事なのは、後で連絡しようとして待たないこと。すぐにやる。

連絡にも色々な方法がある。会社や組織への電話、携帯電話、メール、携帯メール、FAX等々。どの方法でもいいが、できるだけ早く正確に伝わる方法でやる。

最後に相談だが、他のとは少し違う。自分なりに深く掘り下げ考え悩んでから、初めて相談する。いきなり相談しても、自分なりの考えがまとまっていないので、アドバイスが生かせ切れない。だから、せっかくのアドバイスが将来の血肉として残らない。