先輩A 「お前はいつも何やっているのかよくわからないね?」
私 「言われた通りの仕事をしておりますが?」
先輩A 「それにしても、仕事が遅いよなあ。期日までいつも間に合わないからな」
私 「すみません。自分なりに精一杯やっているのですが……」
先輩A 「お前何でも一人でやってるだろう?」
私 「はっ、はい。皆さんにご迷惑かけたくないので、自分なりに工夫してやっています」
先輩 「誰にもホウレンソウしないでやっているのか?」
私 「何ですか、そのホウレンソウというのは?」
先輩A 「えっ! ホウレンソウも知らないの? お前新人研修受けたのか?」
私 「受けましたが、教わった覚えはないのですが……」
先輩A 「お前記憶力悪いからなあ。『報告・連絡・相談』のことを略して言うんだよ。常識だから覚えておけよ! 組織では、『報告・連絡・相談』、つまりホウレンソウをしないやつ、期日を守らないやつ、遅刻するやつはまず信用してもらえないんだ。お前すべてできていないじゃないか! うちの部署の皆、お前のことまったく信用していないのわかるか? いったい何考えて会社に来て仕事しているんだ?」
私 「ほっ、本当ですか? だから、皆私のことを避けているんですね……。ショックです」
先輩A 「何がショックだ! そういうの『自業自得』って言うんだ。お前自身が今のま
まで変わらなければ、誰も信用しないよ! まず、上司や先輩にしっかり相談
し報告しながら仕事は進めていかくちゃ。急に期日直前になって助けを求められ
ても、誰も相手にしないよ! それに、遅刻はどんなことがあろうと絶対にし
たらダメだ。仕事ができるかどうかの前に、信用されることが大事だからな」
一生懸命頑張っていたつもりなのに、周りの私の評価は最悪だった。自分自身を客観的に見れなかったこともあり、職場ではただ苛められているものとばかり思い込んでいた。だから、いよいよ孤立していった。先輩の言われるよう、信用されるためにホウレンソウと時間厳守を徹底していった。そしたら、周りの人からの受けがよくなり、どんどん話しかけてくれ、助けてくれるようになったから不思議だ。